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対応国・通貨 / 全体像と例外

Wiseの対応通貨と使える国の全体像|台湾・中国で「使えない」と言われる本当の意味

CATEGORY 対応国・通貨 READ 約19分 AUTHOR 編集部
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「Wiseは台湾で使えません」——そう書かれた記事を読んで、台湾旅行での利用を諦めた方。その判断は、おそらく間違っています。

正確には、こうです。台湾ドルでの送金・残高保有には対応していない。ですが、Wiseカードでの決済も、台湾のATMでの現地通貨引き出しも、可能です。

この混乱は、「使える/使えない」という言葉があまりにも大雑把なことから生まれます。実際には、この判定は4つの層に分かれています。そして、層ごとに答えが違うのです。

本記事では、その4層を明確に分けたうえで、もっとも誤解されやすい台湾と中国のケースを詳しく解説します。読み終えたとき、あなたは自分の用途で使えるかどうかを、自分で判定できるようになります。

「使える/使えない」は、4つの層に分かれます

層問い関係するもの
第1層 その国へ送金できるか 対応国・地域のリスト
第2層 その国の通貨で送金できるか 対応通貨のリスト(第1層とは別)
第3層 その国でカードが使えるか Mastercardの加盟店網
第4層 その通貨で受け取れるか 受取用口座情報の対応通貨

層が違えば、答えも違います

ある国について「使えない」と書かれていても、それがどの層の話なのかによって、意味はまったく変わります。

第2層(通貨)が対象外でも、第3層(カード)は使える——台湾が、まさにこのケースです。

逆に、第2層は対応していても、受け取り方に特殊な条件がつくこともあります。中国が、このケースです。

【台湾】通貨は対象外、カードとATMは使えます

できないこと

Wiseアカウントでは、台湾ドル(TWD)の残高保有や、日本円からの直接の両替・送金には対応していません。

つまり——

  • 円をTWDに両替して、残高として持つ——できません
  • 台湾の銀行口座へ、TWD建てで送金する——できません
  • TWDの受取用口座情報を持つ——できません

できること

一方で、次のことは可能です。

  • Wiseデビットカードで、台湾の店舗・オンラインで決済する——最も手数料の低い通貨から自動的に台湾ドルへ変換されます
  • 台湾のATMで、台湾ドルを引き出す——Wiseは台湾ATMでのTWD引き出しに対応しています
  • 受取人の口座がUSD・EUR・GBP建てなら、送金できる場合があります

つまり、台湾旅行での利用については、まったく問題ありません。「使えない」という一言で片付けるのは、あまりにも不正確です。

台湾旅行で必要なのは、カード決済とATM引き出しです。そして、そのどちらも使えます。送金機能を使うわけではないのですから。

── 用途を特定すれば、答えは変わります

台湾で使うときの、実践ポイント

場面推奨する運用
カード決済 主要通貨の残高を用意しておくと、変換が有利になります
ATM引き出し 無料枠の範囲で、1回にまとめて引き出します
決済通貨の選択 必ず「台湾ドル」を選んでください
現金の準備 夜市や小規模店舗では現金が必要な場面があります
送金が必要な場合 USD・EUR・GBP建ての口座かどうかを確認します

「日本円で決済しますか」に、必ず「いいえ」を

台湾のATMや店舗の端末で、「日本円で決済しますか」と聞かれることがあります。これはDCC(現地通貨建て決済の代替)と呼ばれる仕組みです。

必ず「台湾ドル」を選んでください。日本円を選ぶと、相手側の不利なレートが適用され、Wiseを使う意味がほぼ失われます。

渡航前に、カードを手配しておく。

カードの到着には日数がかかります。旅行の2〜3週間前には申し込んでおくと安心です。開設・維持ともに費用は0円です。

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【中国】送金できます。ただし受取方法が特殊です

中国元(CNY)は、送金に対応しています

Wiseでは、個人・法人ともに中国への中国元(CNY)の送金がサポートされています。

ここが台湾との決定的な違いです。台湾ドルは対象外ですが、中国元は送金できます。

受取方法は、3種類

銀行口座だけではありません

Wiseは、中国の個人の受取人に対して次の3つの主要な受取方法に対応しています。

  • Alipay(支付宝)
  • UnionPay(銀聯)
  • WeChat(微信/Weixin)

日本の感覚では「海外送金=銀行口座へ」と考えがちですが、中国ではモバイル決済サービスが主要な受取経路になっています。

受取人にどの方法で受け取ってもらうかを、事前に確認してください。

限度額に注意

取引の種類限度額
Wiseから中国元を送金する場合 一取引あたり33,000 CNYまで
中国の銀行アプリからCNYを送金する場合 1回あたり300,000 CNY
AlipayからCNYを送金する場合 1回あたり50,000 CNY

一取引33,000 CNYという上限

Wiseから中国元を送金する場合、一取引あたり33,000 CNYが上限とされています。

まとまった金額を送る必要がある場合、この上限が制約になります。金額が大きい取引では、事前に経路を検討してください。

なお、上限を回避する目的で不自然に分割することは避けてください。確認が入る原因になり得ます。

初回は、追加の本人確認があります

中国の銀行口座またはAlipayから中国元(CNY)を初めて送金する場合、本人確認のため追加書類の提出が必要になります。

これは規制上の要件です。初回だけ時間がかかると理解しておけば、慌てずに済みます。

3種類中国での受取方法
33,000 CNY一取引あたりの送金上限
対象外台湾ドルの送金・残高保有
可能台湾でのカード決済・ATM引き出し

対応していない通貨へ送る、という問題

台湾のように、現地通貨が対象外の国へ送金したい場合。抜け道が存在します。

受取口座の「通貨建て」を確認してください

受取人の口座が米ドル(USD)、ユーロ(EUR)、英ポンド(GBP)建ての場合は、送金が可能な場合があります。

多くの国では、現地の銀行でも外貨建ての口座を開設できます。受取人が米ドル建ての口座を持っていれば、そこへ送金するという経路が使えます。

状況取れる手段
現地通貨が対応している そのまま送金。最も簡単で安価です
現地通貨は対象外だが、受取人がUSD建て口座を持っている USD建てで送金できる場合があります
現地通貨も外貨建て口座もない 別の送金手段を検討します
旅行で使いたいだけ カード決済とATM引き出しで完結します

外貨建てで送る場合の注意

受取人が外貨建ての口座で受け取る場合、現地通貨に替える段階で、受取側の銀行のレートが適用されます。

つまり、Wiseの有利なレートは、着金までしか効きません。その先の両替コストは、受取人側の条件次第です。

大きな金額を送る場合は、受取人に「どのレートで換算されるか」を確認してもらうことをおすすめします。

通貨ごとの「できること」の差

同じ「対応通貨」でも、できることの範囲は一律ではありません。ここも誤解の温床です。

できること主要通貨(USD・EUR・GBPなど)その他の対応通貨対象外の通貨
残高として保有する できます 通貨により異なります できません
その通貨で送金する できます 経路に条件がつく場合があります できません
受取用の口座情報を持つ 現地の口座情報を持てます SWIFT経由など、通貨により異なります 持てません
カードで決済する できます できます 自動変換により決済できます
ATMで引き出す できます できます 対応ATMなら引き出せます

表の最下段2行に注目してください

カード決済とATM引き出しは、通貨の対応状況とほぼ無関係です。残高の通貨から自動的に変換されるためです。

だからこそ、「旅行で使えるか」という問いに対しては、ほとんどの国で「使える」が答えになります。台湾がその典型例です。

一方、送金と受け取りについては、通貨ごとの条件を確認する必要があります。ここを混同すると、判断を誤ります。

規制上の理由で制限される場合

技術的な問題ではなく、規制の問題

一部の国・地域では、国際的な制裁や各国の規制により、送金やカード利用が制限されることがあります。

これは、Wiseが独自に決めていることではありません。金融サービス全体に適用される枠組みであり、銀行でも同様の制限がかかります。

該当する地域への渡航・送金の予定がある場合は、事前に必ず公式の案内で対象地域を確認してください。現地に着いてから使えないと判明するのが、最悪のパターンです。

渡航前に確認すべき3点

  • その国・地域が、カード利用の対象に含まれているか
  • 現地のATMネットワークに対応しているか
  • 予備の決済手段を持っているか——カード1枚に依存しないこと

とくに3点目は、対応状況にかかわらず重要です。カードの紛失・盗難・端末の不具合は、どの国でも起こり得ます。

「情報が古い」という落とし穴

対応通貨と対応国は、拡大も縮小もします。数か月前の記事に「使えない」と書かれていても、いまは使えるかもしれません。その逆もあり得ます。

── 判断の根拠は、常に「いまの画面」に置いてください

情報源の優先順位

  1. 実際の送金画面に金額と通貨を入れた結果——最も確実です
  2. アプリ内・公式ヘルプセンターの案内——次に確実です
  3. 第三者の記事・掲示板——参考程度に。書かれた時点の情報です

本記事も3番目に該当します。ここに書かれている内容も、必ず実際の画面でご確認ください。

自分のケースを、判定する手順

  1. 用途を1つに特定する

    送金なのか、カード決済なのか、現金引き出しなのか、受け取りなのか。用途によって、見るべき層が変わります。

  2. カード決済・ATMが目的なら、通貨の対応可否は関係ありません

    台湾の例のとおり、送金通貨として対象外でも、カードとATMは使えます。Mastercardの加盟店網で判断してください。

  3. 送金が目的なら、「国」と「通貨」を別々に確認する

    送金できる国のリストと、送金できる通貨のリストは別物です。両方を確認してください。

  4. 受取人に、口座の通貨建てを確認する

    現地通貨が対象外でも、USD・EUR・GBP建ての口座なら送金できる場合があります。

  5. 受取方法を確認する

    中国のように、銀行口座以外の受取経路が主流の国もあります。受取人と事前にすり合わせてください。

  6. 限度額を確認する

    通貨や経路ごとに上限が設定されています。送りたい金額が収まるかを、実行前に確認してください。

  7. 初回は少額で試す

    これに尽きます。経路が機能することを確認してから、本番の金額を送ってください。

最も確実な確認方法

記事や掲示板の情報ではなく、送金画面に実際の金額と通貨を入れてみる——これが最も確実です。

対応していなければ、その時点でエラーや案内が表示されます。対応していれば、手数料・適用レート・着金予定日まで表示されます。

登録は無料で、確認だけなら費用は一切かかりません。「使えるかどうか」を調べるために口座を作る——これは、まったく合理的な判断です。

対応国・通貨に関するよくあるご質問

使えます。Wiseデビットカードでの台湾での決済は可能で、最も手数料の低い通貨から自動的に台湾ドルへ変換されます。

また、台湾のATMでの台湾ドル引き出しにも対応しています。

「台湾ドルに対応していない」という情報は、残高保有や送金についての話です。旅行での利用とは、層が違います。

台湾ドル建てでの直接送金には対応していません。

ただし、受取人の口座が米ドル(USD)、ユーロ(EUR)、英ポンド(GBP)建ての場合は、送金が可能な場合があります。

台湾の銀行でも外貨建て口座を開設できることが多いため、受取人に外貨口座の有無を確認してみてください。ただし、現地通貨に替える際のレートは受取側の銀行の条件になります。

Wiseは中国の個人の受取人に対し、Alipay、UnionPay、WeChat(Weixin)という3つの主要な受取方法に対応しています。

中国ではモバイル決済サービスが広く普及しているため、これらが主要な受取経路になっています。

受取人がどの方法を希望するかを、送金する前に必ず確認してください。受取方法によって、必要な情報も異なります。

Wiseから中国元を送金する場合、一取引あたり33,000 CNYが上限とされています。

この上限を超える金額を一度に送ることはできません。金額が大きい場合は、事前に経路と方法を検討してください。

なお、上限を回避する目的で不自然に分割するのは避けてください。確認が入る原因になり得ますし、固定手数料も回数分かかります。

中国の銀行口座またはAlipayから中国元を初めて送金する場合、本人確認のため追加書類の提出が必要になります。

これは規制上の要件であり、異常な事態ではありません。初回のみの手続きです。

求められた書類を、明るい場所で、四隅が写るように撮影して提出してください。不鮮明な書類は、確認が長引く最大の原因です。

最も確実なのは、送金画面に実際の金額と通貨を入れてみることです。

対応していない場合はその時点で案内が表示され、対応していれば手数料・適用レート・着金予定日まで表示されます。

記事や掲示板の情報は、書かれた時点のものです。対応状況は変わりますので、必ず現在の画面で確認してください。

別物です。ここが最大の誤解の原因になっています。

ある国へ送金できるかどうかと、その国の通貨で送金できるかどうかは、別の条件です。台湾がまさにその例で、現地通貨は対象外ですが、外貨建て口座への送金は可能な場合があります。

さらに、カードが使えるかどうかは、また別の話です。Mastercardの加盟店網に依存します。

対応通貨・対応国は、拡大も縮小もします。時期について確定的なことは申し上げられません。

重要なのは、古い情報で判断しないことです。数か月前の記事に「使えない」と書かれていても、状況が変わっている可能性があります。

口座開設・維持は0円ですので、定期的に送金画面で確認してみるのが最も確実です。

主要通貨の残高を用意しておいてください。カード決済時には、最も手数料の低い通貨から自動的に現地通貨へ変換されます。

渡航前に、米ドルやユーロなど主要通貨の残高を有利なレートで確保しておく——これが実践的な備えになります。

そして現地では、必ず現地通貨建てで決済してください。「日本円で決済しますか」という案内には「いいえ」を選びます。

Mastercardが使える場所であれば、基本的に決済可能です。送金通貨としての対応可否とは無関係です。

ただし、国や地域によっては制限がかかる場合があります。規制上の理由で利用できない地域も存在します。

渡航前に、アプリ内の案内で対象地域を確認し、少額で動作確認をしておくことをおすすめします。また、必ず現地通貨建てで決済してください。

まとめ:層を分ければ、答えは出ます

この記事の要点

  • 「使える/使えない」は送金国・送金通貨・カード・受取の4層に分かれます
  • 台湾ドルは残高保有・直接送金の対象外です
  • ですが台湾でのカード決済とATM引き出しは可能です
  • 台湾への送金は、受取口座がUSD・EUR・GBP建てなら可能な場合があります
  • 中国元は送金に対応。受取方法はAlipay・UnionPay・WeChatの3種類
  • Wiseから中国元を送る場合、一取引あたり33,000 CNYが上限
  • 中国元の初回送金では、追加の本人確認書類が必要です
  • 最も確実な確認方法は、送金画面に金額と通貨を入れてみること
  • 新しい経路は、必ず初回少額で検証してください

「使えない」という言葉ほど、便利で、かつ不正確な表現はありません。何が使えないのか——それを特定しないまま判断すると、使えるはずの機能まで捨ててしまいます。

台湾旅行にカードを持っていく。中国の取引先にAlipay経由で支払う。現地通貨が対象外の国へ、外貨建て口座で送る。——これらはすべて、実際にできることです。

そして、確かめる方法は驚くほど簡単です。画面に金額と通貨を入れてみる。それだけで、手数料も、レートも、着金予定日も表示されます。開設も確認も、費用は一切かかりません。

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  • 送金画面で、対応の可否と手数料・着金予定額をその場で確認できます
  • 為替レートへの上乗せなし。コストは常に金額で表示されます
  • Mastercard加盟店での決済と、現地ATMでの引き出しに対応しています
  • 主要通貨の残高を保有でき、決済時の両替を発生させずに済みます
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