初めての海外送金。画面に並ぶ「IBAN」「SWIFT/BICコード」「ルーティングナンバー」という見慣れない用語。ひとつでも間違えれば、お金は相手に届かない。——その緊張感は、経験のある方なら覚えがあるはずです。
ですが、安心してください。Wiseの送金はわずか5ステップで完結します。そして、つまずくポイントもほぼ決まっています。
本記事では、送金の全手順を順を追って解説し、もっとも間違いが多い2か所——SWIFTコードと口座名義——を重点的に扱います。さらに、万一間違えてしまったときの緊急対処まで含めて整理しました。
読みながら操作していただければ、そのまま初回送金を完了できるはずです。
送金の全体像:5ステップで完結します
| STEP | やること | 所要時間 | 難易度 |
|---|---|---|---|
| 1 | 金額と通貨を入力する | 30秒 | 易しい |
| 2 | 受取人情報を入力する | 2〜5分 | ここが関門 |
| 3 | 送金目的を選ぶ | 10秒 | 易しい |
| 4 | 支払い方法を選ぶ | 30秒 | 易しい |
| 5 | 実行して、追跡する | 10秒 | 易しい |
難所はSTEP2だけです
送金手続きの9割は、受取人情報の入力に集約されます。ここさえ正確に済ませられれば、あとは流れ作業です。
そして、この記事の大半も、STEP2の解説に割いています。
【準備】送金前に、手元に揃えておくもの
画面を開く前に、次のものを用意してください。途中で相手に確認を取りに行くと、レートの保証時間を過ぎてしまうことがあります。
受取人から聞いておくべき情報
- 口座名義——銀行に登録されている正式な表記(英字綴りを含む)
- 口座番号、またはIBAN——国・通貨により異なります
- SWIFT/BICコード——銀行を識別する国際的なコード
- ルーティングナンバー——米国への送金で必要になります
- 銀行名・支店名・所在地——求められる場合があります
- 受取人の住所——通貨によっては必須です
もっとも確実なのは、送金画面に表示される必要項目のスクリーンショットを相手に送り、そこを埋めてもらうという方法です。相手が「どれのことかわからない」という事態を防げます。
受取人にWiseアカウントは不要です
よくある誤解ですが、受取人にWiseのアカウントは必要ありません。相手の銀行口座情報さえあれば送金できます。「相手にもアプリを入れてもらわないと」と身構える必要はありません。
STEP1:金額と通貨を入力する
ホーム画面から「送金」を選び、金額と通貨を入力します。
2つの入力方式があります
| 入力方式 | 意味 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| 「送る金額」から入力 | 日本円でいくら出すかを決める | 予算が決まっている場合 |
| 「届く金額」から入力 | 相手にいくら届けるかを決める | 学費など、請求額が確定している場合 |
「届く金額」から逆算できる——これは銀行送金にはなかった機能です。従来は、中継銀行手数料が差し引かれるため「いくら届くか」は受け取ってみるまでわからないのが当たり前でした。
── 請求額ぴったりを送れるという価値学費や請求書の支払いでは、必ず「届く金額」から入力してください。不足額が発生すると、追加送金が必要になり、そのたびに手数料がかかります。
この時点で、すべてが表示されます
金額と通貨を入力した瞬間、画面には次の情報が揃います。
- 固定手数料
- 変動手数料(送金額に対する%)
- 適用される為替レート(ミッドマーケットレート)
- 相手に届く金額
- 到着予定の時期
ここで金額に納得できなければ、送金額を調整したり、支払い方法を変えたりして再計算できます。納得してから次へ進んでください。
STEP2:受取人情報を入力する(最重要)
ここが本題です。送金が届かない原因の大半は、この工程にあります。
必要な情報は、国と通貨で変わります
受取人の必要情報は、送金先の国と通貨によって異なります。画面が求める項目に従って入力すれば問題ありませんが、代表的なパターンを把握しておくと準備が楽になります。
| 送金先 | 主に必要な情報 | 特徴 |
|---|---|---|
| 米国(USD) | 口座名義、口座番号、ルーティングナンバー、口座種別(当座/普通) | ルーティングナンバーは9桁の数字 |
| 欧州(EUR) | 口座名義、IBAN | IBANひとつで口座と銀行を特定できます |
| 英国(GBP) | 口座名義、口座番号、ソートコード | ソートコードは6桁 |
| 豪州(AUD) | 口座名義、口座番号、BSBコード | BSBは6桁 |
| 日本(JPY) | 口座名義、銀行名・支店名、口座番号 | SWIFT送金経由での受け取りにも対応 |
| その他の国 | 口座名義、口座番号、SWIFT/BICコード | SWIFTコードの誤りが最多の失敗原因 |
※必要項目は通貨・国・受取銀行により異なります。送金画面の指示に従ってください。
もっとも間違いが多い2か所
SWIFTコードと、受取人名(口座名義)
海外送金では受取人の情報が間違っていると送金が届かない原因となりますが、特に間違いが多いのはSWIFTコードと受取人名(口座名義)です。
この2つは、相手から聞き取った情報をそのまま転記する部分であり、聞き間違い・書き間違いが入り込みやすいのです。
口座名義の入力ルール
口座名義は、銀行に登録されている正式な表記を入力します。ここでの原則は明快です。
名義入力の5原則
- 銀行の登録どおりに入力する——通称や略称ではなく、正式名称
- ミドルネームがある場合は、銀行登録に従う——登録されていれば入力、されていなければ入力しない
- 姓名の順序を確認する——国によって「姓→名」「名→姓」の慣習が異なります
- スペルを必ず本人に確認する——耳で聞いた綴りは間違えやすい。テキストで送ってもらうのが確実です
- 法人の場合は、正式な社名を——「株式会社」「Inc.」「Ltd.」などの表記も含めて
確実な聞き方
電話で口頭確認するのは避けてください。「銀行のアプリやオンラインバンキングに表示されている口座名義を、そのままコピーして送ってほしい」——これが最も確実な依頼の仕方です。
相手が自分の名義を記憶で答えると、銀行登録とは微妙に違う表記になっていることが珍しくありません。
SWIFT/BICコードの確認
SWIFTコード(BICコード)は、世界中の銀行を識別するための8桁または11桁のコードです。銀行ごとに固有で、支店を特定する場合は11桁になります。
相手から聞き取ったコードが正しいかどうかは、受取銀行の公式サイトで確認できることがほとんどです。金額が大きい送金では、この裏取りをしておく価値があります。
送金前に、着金額が確定する安心を。
紹介リンク経由なら、初回送金手数料が一定額まで無料になる特典が案内されます。
STEP3:送金目的を選ぶ
「家族への仕送り」「学費の支払い」「商品・サービスの代金」といった選択肢から、該当するものを選びます。
実態に合ったものを、正直に選んでください
これは形式的な項目ではありません。資金移動業に関する規制上の要請による項目であり、マネーロンダリング対策の一環です。
実態と異なる目的を選ぶと、後の確認プロセスで矛盾が生じ、送金が保留になる可能性があります。正直に選ぶことが、結果的に最短ルートです。
また、送金目的によっては追加書類の提出を求められることがあります。学費であれば請求書、不動産購入であれば契約書など。金額が大きい場合は特に、根拠資料を手元に用意しておくとスムーズです。
STEP4:支払い方法を選ぶ
日本から送金する場合、使えるのは次の方法です。
| 支払い方法 | 手数料 | 反映 | 推奨度 |
|---|---|---|---|
| Wise残高から | 追加コストなし | 即時 | すでに残高がある場合は最適 |
| 銀行振込 | もっとも安い | 数分〜2営業日 | 急がないなら常にこれ |
| デビットカード | やや高い | 即時 | 締切が迫っている場合のみ |
| クレジットカード | 日本では利用できません | — | — |
銀行振込を選んだ場合の注意
Wiseが指定する振込先口座と識別情報(リファレンス番号)が表示されます。この2つを正確に転記して振り込んでください。
振込先口座は変わることがあります
ネットバンキングの「登録済み振込先」を使い回すと、古い口座情報のまま振り込んでしまい、入金が届かないことがあります。
毎回、画面に表示された振込先を確認してから振り込む——これを習慣にしてください。また、入金は本人名義の口座から行う必要があります。
STEP5:実行して、追跡する
最終確認画面で、相手に届く金額をもう一度確認してください。ここに表示されている数字が、実際に相手の口座に入る金額です。
送金後の追跡
- アカウント内のトラッカーで、資金がどの段階にあるかを確認できます
- プッシュ通知で、ステータスの変化をリアルタイムに受け取れます
- 送金証明書は、完了後に取引リストの三点リーダーからPDFでダウンロードできます
受取人にも進捗を共有できます
着金予定が明示されるため、「いつ届くの?」という問い合わせに、正確に答えられます。家族への仕送りや取引先への支払いでは、この透明性が信頼につながります。
【緊急】間違えたときの対処
受取人の名義や口座情報を間違えて送金してしまった——このときの対処は、速度がすべてです。
最速の対処は「自分でキャンセルする」こと
間違った受取人の名義を入力してしまった場合、一番早く修正する方法は、お客様ご自身で送金をキャンセルすることです。その後、正しい名義で新しい送金手続きを行ってください。
── サポートへの連絡より、まず自分で止めるアプリから送金をキャンセルし、正しい情報で送り直す。これがもっとも速く、確実です。サポートに相談してから動こうとすると、その間に処理が進んでしまいます。
ただし、キャンセルできない場合があります
Wiseの処理は速い
両替処理が早いため、キャンセルできない場合があります。そして、送金が完了すると資金はWiseのシステムを離れ、銀行のシステムに移動します。
この段階になると、Wise側でできることは限られます。速さという利点が、この場面では裏目に出るのです。
組戻しになった場合
SWIFTで送金が行われ、受取銀行から組戻しとなった場合、返金のみを受け取ることが可能です。返金先は、Wiseの残高または外部の銀行口座から選べます。
ただし、組戻しには時間がかかり、途中で手数料が差し引かれる可能性があります。「間違えても返ってくるから大丈夫」ではなく、そもそも間違えないことが唯一の正解です。
初回送金でつまずく、8つのポイント
1. 受取人の名義を、記憶で入力してしまう
相手に銀行アプリの表示をそのままコピーして送ってもらうのが確実です。口頭確認は避けてください。
2. SWIFTコードを聞き間違える
英数字が混在するため、耳で聞くと間違えやすいコードです。テキストで受け取ることを徹底してください。
3. 「送る金額」で入力してしまい、請求額に届かない
学費や請求書の支払いでは、必ず「届く金額」から入力してください。
4. クレジットカードで支払おうとする
日本では利用できません。本人名義の銀行振込または本人名義のデビットカードのみです。
5. 他人名義の口座から振り込む
受け付けられません。ご家族の口座から振り込もうとして弾かれるケースが頻発しています。
6. 識別情報(リファレンス番号)を入力し忘れる
入金がどの手続きのものか識別できず、反映が遅れます。反映されなくても、絶対に再送しないでください。二重入金は回収に時間がかかります。
7. 送金目的を適当に選ぶ
規制上の要請による項目です。実態と異なると、後の確認プロセスで保留になる可能性があります。
8. 高額送金で、資金源の書類を用意していない
100万円を超える送金では、資金源を確認するための追加書類を求められることがあります。給与明細、売買契約書、学費請求書など、根拠資料を事前に揃えておくと待ち時間が短縮されます。
初回送金を成功させる、たったひとつのコツ
受取人情報を、テキストで受け取ってからコピー&ペーストする。
手入力を減らせば、間違いは激減します。送金画面の必要項目をスクリーンショットで相手に送り、埋めて返してもらう。この一手間が、組戻しという数週間のロスを防ぎます。
海外送金のやり方に関するよくあるご質問
通貨ペア、支払い方法、時間帯によって大きく変わります。数分で完了する場合もあれば、数営業日かかる場合もあります。
送金手続きの画面に到着予定が表示されますので、事前に把握したうえで実行できます。急ぐ場合は、Wise残高からの支払いを選ぶと、入金待ちの時間を省けます。
通貨や送金先の国によっては必須となります。画面が求めている場合は、正確な住所を入力してください。
不完全な住所や、実在しない表記は、コンプライアンス上の確認を招く原因になります。相手から正式な表記を確認しておいてください。
使えます。登録した受取人は保存され、次回以降は選択するだけで送金できます。毎月の仕送りや家賃送金では、この機能が効いてきます。
ただし、相手が口座を変更した場合は、登録情報の更新が必要です。定期送金を設定している場合は特に注意してください。
いくつかの理由が考えられます。
- 入金がまだ確認されていない——銀行振込の場合、Wise側で入金が確認されてから送金処理が開始されます
- 追加の本人確認や資金源の確認——規制対象の取引では、確認が完了するまで保留になります
- 受取人情報の不備——形式エラーが検出されている可能性があります
アプリ内に必要なアクションが表示されていないか確認し、なければサポートへ問い合わせてください。
まず、アプリのトラッカーで送金ステータスを確認してください。「完了」と表示されていれば、資金は受取銀行へ渡っています。
その場合、受取銀行側での処理に時間がかかっている可能性があります。送金証明書をダウンロードして相手に共有し、銀行へ照会してもらうのが有効です。証明書には取引を特定できる情報が含まれています。
まとめて送るほうが有利です。Wiseの手数料は「固定手数料+変動手数料」という構造のため、送金回数が増えるほど固定手数料の負担が積み上がります。
たとえば1万円を10回送ると固定手数料だけで700円ですが、10万円を1回で送れば70円です。相場を分散させたい意図がないのであれば、まとめることをおすすめします。
できます。受取人としてご自身の名義と海外口座の情報を登録すれば、通常の送金と同じ手順で実行できます。
留学中の生活費を自分の現地口座へ送る、海外赴任先の口座へ移す——といった使い方が可能です。なお、Wiseで該当通貨の口座情報を取得しておけば、そもそも海外口座を経由せずに受け取るという選択肢も生まれます。
支払い済みの資金は返金されます。返金先は、送金に使用したアカウントまたはカードとなるのが基本です。
返金までの時間は、支払い方法によって異なります。なお、すでに両替が実行されている場合、その分のコストは戻らない可能性があります。キャンセルは早ければ早いほど有利です。
まとめ:情報を正確に揃えれば、あとは流れ作業です
この記事の要点
- 送金は5ステップ。難所は受取人情報の入力だけです
- 受取人にWiseアカウントは不要。銀行口座情報があれば送れます
- 間違いが集中するのはSWIFTコードと口座名義の2か所
- 名義は銀行アプリの表示をコピーして送ってもらうのが確実です
- 請求額がある支払いは「届く金額」から入力してください
- 支払いはWise残高か銀行振込が基本。クレカは日本では使えません
- 間違えたらまず自分でキャンセル。サポート連絡より速い
- ただし処理が速いためキャンセルできない場合もあります
海外送金が「怖い」と感じられるのは、取り返しがつかないかもしれないという不安があるからです。実際、情報を間違えれば組戻しに数週間、手数料も無駄になります。
ですが、その不安のほとんどは「手入力で間違える」という一点に集約されます。テキストで受け取り、コピー&ペーストする。この習慣ひとつで、リスクは劇的に下がります。
そして、正確に送れたなら——あとは、送信ボタンを押す前に確定していた金額が、そのまま相手に届くだけです。銀行送金にあった「受け取ってみるまでわからない」という不確実性は、もうありません。
Wise 海外送金 / 公式招待リンク
押す前に確定する。
届く金額が見えている送金。
Wiseは、銀行間で実際に使われている為替レート(ミッドマーケットレート)をそのまま適用し、手数料を為替に上乗せせず金額で明示する海外送金サービスです。送金前の画面で「相手にいくら届くか」が確定した状態で実行できるため、受け取ってみるまで最終額がわからない、という不安がありません。
国際送金を各国での国内送金に置き換える仕組みにより、中継銀行手数料が発生しません。日本ではワイズ・ペイメンツ・ジャパン株式会社が資金移動業者(関東財務局長第00040号)として登録されています。下記の招待リンクからご登録いただくと、初回の海外送金手数料が一定額まで無料になる特典、またはカード発行手数料(通常1,200円)が無料になる特典が案内されます。
- 紹介リンク経由なら、初回送金手数料が無料になる特典が案内されます
- 送金前に着金額が確定。請求額ぴったりを送れます
- 為替レートへの上乗せなし。中継銀行手数料も発生しません
- 受取人にWiseアカウントは不要。銀行口座情報だけで送金できます
- 送金の進捗をトラッカーとプッシュ通知でリアルタイムに追跡できます
- 口座開設・年会費・維持費はすべて0円。使わなければ費用は発生しません
https://wise.com/invite/arhn/marichikak
※本リンクはWiseの友達紹介プログラムによる招待リンクです。ご登録いただいた場合、当サイト運営者にも特典が付与されることがあります。本記事に記載の必要項目・所要時間・手数料はいずれも目安であり、通貨・送金先・金額・時期により異なります。送金のキャンセル可否は処理状況によって変わり、必ずキャンセルできることを保証するものではありません。特典の内容・適用条件を含め、最終的な条件は必ず登録画面および公式の案内をご確認ください。本記事の内容は情報提供を目的としたものであり、特定の金融行動を推奨・保証するものではありません。